「好好運動会」を真剣に評価してみた!

 

こんにちは。カルパスと申します。

 

一年半ぶりくらいのブログがこれでいいのかという感じがするのですが、せっかくだし記録に残しておくかという気持ちになったので引っ張り出しました。

内容はタイトルの通り。

 

2024年1月21日に開催された、「好好運動会」に参加してきました。

 

昼の部と夜の部があり、両部参加しました。

本記事では本イベントの良かったところや、これはどうなんだろう……というところを書いていきたいと思います。最後までお付き合いいただければ幸いです。

一応参加しなかった方にも分かるよう書いているつもりですが、分かりにくかったらごめんね。

当たり前ですが主観的な意見にしか基づいていないので、全ての参加者が本記事のような気持ちを持ったとは限りません。悪しからず。

 

ちなみにですが、

 

昼の部:C列の15列目(最後列)

夜の部:C列の5列目

 

でした。当然、この辺に絡んだ話もします。

 

 

 

1.参加経緯

出演者の中に林鼓子さんがいたから。

これだけでした。

 

にわかもにわかですが、虹ヶ咲をきっかけに林鼓子さん(以下、「鼓子ちゃん」とします)を知って追っかけるようになりました。

鼓子ちゃんが月一でやっている生配信有料会員だった関係で本イベントの先行申込ができたので、まぁ行っとくか、くらいの感じで参加を決めました。

 

出演者は下記の通り。赤組と青組に分かれて様々な競技で勝負するというものでした。

 

赤組        青組

菅沼千紗 氏    芝崎典子 氏

結名美月 氏    林鼓子  氏

天野聡美 氏    希水しお 氏

 

エネルギーいっぱいに動きまくるであろう鼓子ちゃん見てぇ~!の気持ちで参加を決めたので、他の出演者さんはほとんど存じ上げませんでした。強いて言えば天野さんをちょっと知ってるくらいでした。

本筋とは全然関係ないですが、調べたら鼓子ちゃん以外全員アイマスシリーズ声優なのがちょっと面白かったです。こんなところに異次元フェス。

 

 

 

2.良かったところ

さて本筋に入ります。まずは良かったところです。

 

 

・動く推しの女性声優が見られる

まずはやはりこれでしょう。というかこれが素直に良かったです。

多くの声優イベントって曲をやるライブ系か座って話を聞くトーク系イベントのどちらかに振り分けられがちだと思うんですが、今回はそこには含まれないような面白いイベントの形だったと思います。

 

推しがかわいいジャージを着て、元気に動き回る……

 

そのことそのものに、価値があると思います。

鼓子ちゃんはもちろん他の出演者さんもみなさま素敵な笑顔でたくさん動かれていたので、かわいい~とニコニコしながら見ていました。

 

また台本に基づいた進行とはいえ、競技ごとに毎回違った過程や結果になるので、その時々しか見られないリアクションや表情を見ることができたのも面白かったです。

鼓子ちゃんと希水さんが二人並んでチアっぽい応援をしてめちゃくちゃ足を上げたり、ラジオ体操(音だけ流れて掛け声がなかった)で天野さんが謎の動きを連発していたりと、盛り上がる箇所も多かったです。個人的には足長い結名さんがスキップ速かったのすごい好きでした。天野さんと並ぶと身長差すげぇんだ。

いい意味でグダグダになるところもあり、開会時の選手宣誓で菅沼さんと芝崎さんがそれぞれ違うことを言って全然合わないところとかもめちゃくちゃ笑いました。

 

ジャージ衣装もかわいかったですね。

ドラゴンボール』のトランクスが着てるような、腹部の布がないジャージ上(調べたらクロップド、とか呼ぶらしい)を着た鼓子ちゃんが良すぎてハチャメチャが押し寄せてきました。

下がハーフパンツで、膝から下が見えてるのもグッドでした。

昼の部はポニテ、夜の部は三つ編みの束を左右に3つずつみたいな髪形でかわいかったです。

これ以上書こうとすると気持ち悪いおじさん要素が強くなるので、この辺でやめておきます。

 

 

・オタク参加競技がある

今更ですが、本イベントの簡単な会場図を載せます。(Word画面でごめん)

 

 

お分かりの通り、昼の部は緑エリアの一番下、夜の部は比較的上の方の席でした。

会場図を置いたところで、続けてイベントの流れを記載します。

昼夜共通です。

 

開会

ラジオ体操

大玉転がし ☆

障害物競走

応援合戦(オタク同士の綱引き) ☆

玉入れ(出演者)

玉入れ(オタク) ☆

スピーディースキップ

表彰、閉会

 

こんな感じ。スピーディースキップはその名の通り、スキップでレースします。

芝崎さんの趣味(以前は特技だったらしい)。菅沼さんとやりあった過去があったぽいけど、詳しくないのでその辺は分かりません。

この中で「☆」マークがついているものはオタクに参加チャンスがあるもの。玉入れが二つあるのはそのためです。

いずれも参加は任意でした。

 

大玉転がしは競技スペースからC列前方に大玉をパスし、後方まで回したのち再び前方へ戻します。スペースの上の方にあるゴールラインへ先についた方の勝ち。

順番は前後しますが、他には玉入れ。プラスチックのボールを2種類渡され、会場を走るスタッフのカゴに投げ入れようというものでした。私は球技が全般的にあかんので昼夜合わせて4回もチャンスがあったのにひとつも入りませんでした。雑魚。

この辺りの感じ方もそれぞれだと思いますが、個人的には一体感があって割と良かったです。

 

そして応援合戦、もといオタクの綱引き。ぶっちゃけこの競技によって、本イベントの評価が大きく変わってしまうと思います。

というのも、競技スペースで綱引きするオタクを女性声優がすぐ横で応援してくれるものだったのですが、この際の近さが半端じゃない。ほぼお渡し会だろってくらい。

赤組と青組、どちらとして参加するかの選択権はオタクにないものの、かわいい衣装に身を包んだかわいい女性声優たちがすぐ近くで応援してくれ、チアのポンポンを振り、メガホンを持ち、目を合わせてくれ、勝負結果に関わらず労ってくれるわけです。

仮に推しがいる組に入らなくても、そんなことされたら好きになってしまいます。

私はちょろいのですぐ好きになります。最高だね。

 

なお、これに参加するチャンスがあったのはA列とB列のオタク。各公演2回勝負で、1回戦は1・2列目、2回戦は3・4列目のオタクが参加できました。

じゃあなんでC列のお前が嬉しそうにしてんだという話なんですが、本当にありがたいことに参加させていただいたからです。

競技参加は任意だと先述しましたが、その関係で綱引き参加人数の偏りが発生しました。(昼の部の2戦目のみでした)

青組が2人足りなかったので、C列で挙手をしたオタクから選ばれました。

昼の部は最後列だったので、絶対見えないだろ……と思いつつも本イベントのタオルを振り回して参加意思を見せていたら、芝崎さんに見つかり「後ろでタオル振ってる人!」と呼ばれたので、挙動不審になりながら競技スペースまで走って綱引きさせていただきました。

鼓子ちゃんがいる青組ということもあり絶対勝つぞと思いながらやったおかげなのか分かりませんが、2回戦は青組が勝利しました。すぐ近くで鼓子ちゃんをはじめとした皆様がたくさん応援してくれた時間は幸せでした。

競技とは直接関係ありませんが、鼓子ちゃんが赤のアイシャドウ入れてることにこの時初めて気づきました。(林鼓子さんかわいいな……?)となってバグりました。

鼓子ちゃんがガッツポーズやハートマークでめっちゃレスくれたので意識飛んでいきそうでした。ありがとうございました。一生の誇りにしたい。

 

 

・つつがない進行

これ、個人的にすごかったです。

本イベントの司会進行が 百花繚乱 氏(これまた失礼ながら私は存じていませんでした)だったのですが、まぁ~お上手。

声に全く不快感がないのもそうですが、とにかくイベント中のネタを拾うのが上手すぎてすげー! ってなりました。出演者のちょっとした発言や動きなどを各競技終了後に取り上げて面白く触れてくれる、司会として妙と言えるものだったと思います。

こういうのって下手な人がやると過度にいじったりくどくなったりするものだと思うんですが、絶妙なワードチョイスもあってかそうした負の感情が全く沸き起こりませんでした。普通にファンになってしまいましたね。

 

 

3.よくなかったところ

本記事は「真剣に評価する」ことが目的です。

参加したうえで、イマイチだったかな、よく思わなかったな、というところも記述しておきます。こっちが長くなったらどうしよう……

 

 

・そもそも、見えない

上に列挙しました良いところ。本イベントでC列後方に配置されてしまうと、その良いところが8割がた消し飛びます。終演後否定的な感情を持って会場をあとにしたオタクのほとんどが、問題点を訊かれたらまずこれを挙げるのではないでしょうか。

 

本イベントです、会場がフットサル用のアリーナということで、みなさんが「体育館」という言葉で連想できるイメージ通りのフラット具合です。ド級のフラット、ドフラットです。

もちろん競技スペースはステージで一段高くなっている……なんてことはなく、フラットです。これが問題でした。

15列しかないとはいえ、前後の感覚は広め。左右も互い違いになるよう一席飛ばしのように椅子が配置されていたのでゆったりと座れるのですが、裏を返せばやたら縦の列が長くなっている席ということになります。

こうなると、後方のオタクが見えるのは前のオタクの後頭部です。実際私も昼の部はほとんど競技スペースが見えず、オトナブルーばりに椅子の上で頭を左右させながらわずかな隙間からなんとか出演者を見られないか悪戦苦闘するばかりでした。

特に障害物競走がやばかったです。縄跳び、けんけんぱ、フラフープ、椅子の風船割り(尻で割ります)をこなしてゴールを目指すものだったのですが、全然分からない。

動くスピードから、鼓子ちゃんのけんけんぱが異様に速いことがかろうじて分かる程度でした。

 

立って見ればいいだろ、と思った方、仰る通りです。私も立ちたかった。

驚くなかれ、本イベント注意事項には「立ち上がっての観覧を禁止」する文言が記載されています。椅子と仲良くなれるイベント。

 

チケットの価格も割といい値段だったのが追い打ちでした。

本イベントは一般チケット7,700円、グッズ付きチケット9,900円でした。当然これに手数料等がかかります。

昼の部は一般チケットで参加したので最後列もまぁしゃあなしだよなぁ……と思っていたのですがすぐ近くにグッズ持ったオタクがいっぱいいてひえ~!となりました。

 

こんなんですから、普通にしんどさを感じる時間が多かったイベントでした。

常日頃、参加イベントには真摯にありたいと思っているのですが、今回ばかりはスマホでも見てようかなとか一瞬思いました。というかスマホ出すところまでいきました。

それくらい後方席のオタクが感じられるうっすらとした空気の冷えというか、虚無というか、そうしたものが流れていたように思えました。

誤解を生んではいけないので書いておきますが、後方でも盛り上がっていたオタクはいたと思います。そのオタクが間違っているとは全く思っていないし、むしろ偉いまであると思います。

 

ただ、そこまで大きくない規模のイベントにおいて、「見えたかどうか」の評価をまずしなければいけないというのが個人的にかなりまずいと思いました。

人気アーティストや声優のライブ等、箱が大きくなればなるほどモニターがあちこちにあることがほとんどです。それは後方の客に対する配慮です。今回はそうしたものもなかったので、後方に対する配慮がないと指摘されても仕方ない部分はあると思います。

そもそもそうした大きなイベントで後方席になったとしても、たとえ豆粒サイズであろうと見えるわけです。一応、姿が。それすらできないのですから、中々です。

「見られたらラッキー!」って、オーロラか何かでしょうか。

女性声優はオーロラ。こう書くとなんかよさげですね。

でもこのイベントでそれを思い知らされる必要はなかったんじゃないかなぁ。

 

ちなみに後方の冷えた空気を運営も察したのか、夜の部では退場の際、出演者がC列を一周してオタクにレスをしてくれました。つまり最後方に座っていても、推しがすぐ近くを走ってくれて、笑顔で手を振ってくれるわけです。

もう一度書きますが、夜の部においてわずかに改善された措置でした。

……

 

 

昼の部からやれよ!!!

 

 

 

・席の格差がすごい

後方だと見えないというのは分かっていただけたと思いますが、そもそもA・B列とC列の格差がかなり大きかったです。

これはやはり綱引きに起因していると思います。

なんせA列かB列に配置された時点で綱引き参加チャンスが確定するわけです。それすなわち、女性声優が近くに来てくれることを意味します。

女性声優のイベントにおいてこのインパクトがかなり大きいのは、この記事をここまで読んでいるみなさまでしたらよくご存知だと思います。

また競技中の配置も、C列から見ると綱引きオタクの向こうに女性声優が並ぶ形となり、応援している姿を見る、という点でもイマイチ。

どうせならA列かB列にいたかった、と思うのは、オタクとして至極当然。

実際私も綱引き出てなかったら、もっとキレ散らかしてると思います。

 

 

・希望した色の組にいまいち貢献できない

綱引きをはじめとした参加競技全般に言えることです。どちらの色だとしても関係なく全力で参加して楽しむのが美徳だと分かっていますしそうするよう心がけましたが、それでも推しの女性声優がいる組を応援したくなるもの。

それぞれの組を推していると思われるオタク(鉢巻をしたり、パーカーなどで色をアピールしている方が割といました)がてんでばらばらに配置されている関係で、仮に綱引きに出られたとしても推しがいない方の組になることもあったのではないでしょうか。

誰から応援されても嬉しいとはいえ、せっかくならその時の推しから応援されたいよな。

事前に組み分けをするのも難しいでしょうし、そこで新たな推しを見つけるきっかけになることもあるため一概に否定できませんが、惜しいなと思いました。

 

 

・音響がイマイチ

出演者や司会がなんと言っているかいまいち聞き取りづらいことがありました。

夜の部はそうでもなかった記憶があるので、後方に行くにつれてこの点は顕著になると思います。こう羅列していくと後方干されまくってるな……

これは人によると思いますが、個人的には競技中のBGMもちょっとデカかったです。

 

 

・靴は別に買わなくてもよかった

事前に注意事項でオタク参加競技があるとアナウンスがあったので、安いながらも屋内用の靴を買っていました。会場はそこまで暖房が効いている感じではなかったので靴があって困ることはなかったのですが、実際に競技スペースに入って参加する綱引きでは、裸足になる決まりでした。

もう一度。「裸足」です。もちろん靴下も脱ぎます。小学生かな?

ちなみにこの告知は、イベント当日の朝に運営スタッフのツイートで知りました。

地方民の私は、既に靴を持って飛行機の中。

……先に言っといてよぉ!

 

 

 

4.総括

なんかよくなかったところがやたら長くなった気もしますが、イベント終わりに冷静になって思った良かった点、よくなかった点は概ね以上の通りでした。

さすがに誤解を生むことはないと思いますが一応申し上げておくと、出演者の6名、そして司会のみなさまは本当に素晴らしかったです。

どの方もとてもかわいかったですし、本イベントを機に今まで知らなかった方を知ることができました。そうした点においては、疑うまでもなく良いイベントでした。

 

ただ、それだけで本イベントが手放しで称賛できるものだったかというと、単純にそうとは言えないかな、とも同時に思います。

これは私の特に個人的な意見にすぎませんが、

「運営の不手際を出演者パワーで黙らせてる」イベントが昔からめちゃくちゃ嫌いです。

出演者が素晴らしいことと、運営に不備があるということは同時に成立するものだと思っています。記録として残す意味もありますが、本記事を書いたのはそういう意味もあります。

 

とはいえ、今回が第一回だったということで考慮しなければならない部分もあると思います。もし次回の開催があれば、このような点が改善されていたら個人的には嬉しいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

これからも満足いくオタクライフを送りたいです。

 

 

 

↑ 夜の部終わりに、会場から錦糸町駅に戻る途中で撮ったスカイツリー。綺麗でした